草刈機・刈払機と言えば、いわゆるこんな形のものを想像するかと思います。機械の先にはチップソーと言ってノコギリのような刃がいくつもついた金属の円盤がついています。コストが安い反面、刃が高速で回転しているので怪我や飛石によるガラスや車などの破損リスクもあります。ナイロンコードなどチップソーに代わる刈刃はありますが、どれも一長一短がありこれらのリスクを軽減するものではありません。
このリスクを大幅に軽減したのが
こちらの「カルマー」という商品です
上下の刃が低速で逆回転しながらハサミのように草を切ることで、安全に作業することができます。
ただメリットも多いですが、デメリットもあります
メリット | デメリット |
---|---|
飛散が少ない キックバックがない 刃研ぎが簡単 | 重い 高額 トルクが必要 |
そうなんです!
重い上に高いしエンジンの回転数を上げないとトルクが出ない・・・なので何も調べず普通の刈払機の延長線だと思って手を出すと「高いわ疲れるわで、こんなの使えねぇ!」となってしまいます。
しかしカルマーの特性を知った上で最適な使い方を知れば、これほど安全で作業効率の良い刈刃はないと思います。
このページではその効率的な使い方を紹介します。
効率的な使い方
- 地面に置いて前後左右に動かす
- バッテリー機を組み合わせる
- カルマーだけで全て刈ろうとしない
この3点を順に説明していきます
1. 地面に置いて前後左右に動かす
先端が重いという最大のデメリットを解消する一つの答えがこれです。重く感じないように吊る位置を調整したりしてバランスを保ち竿を振るもの良いかもしれませんが、コードの長さが足りなかったりで良いポジションを出すのは厳しいと思います。
であれば、無理に持ち上げて竿を振るのではなく、割り切って地面に置いて滑らせながら動かす方が合理的です。しかもU字ハンドルで左右に振るより、ループハンドルで掃除機のように前後に動かす動きも取り入れながら、前後左右あらゆる方向に動かす方が楽です。キックバックがないカルマーだからこそできる動かし方です。
(ちなみにハーネスで吊ると前後に動かしにくいので吊らずに手持ちで作業しています)
2. バッテリー機を組み合わせる
カルマーを制作しているアイデック社HPより引用
カルマーに必要な回転トルクは、エンジンの場合、中~高回転域で発生します。一方、モータの場合は低回転域からトルクが発生するのでカルマーの使用に有利な特性があります。スーパーカルマーelexはスピードコントロール可能な範囲がエンジンよりも広域になることから、回転数の調整次第で長時間の使用が可能です。
https://www.idech.co.jp/contents/category/battery/
要はエンジンだと回転数を上げないと思ったように切れないが、バッテリーだと軽く握っただけで思ったように切れる感じです。詳しくはこちらの動画をご参照ください。
3. カルマーだけで全てを刈ろうとしない
何でもかんでもカルマーだけで刈ろうとするのは効率が悪いです。いくら滑らせながら動かしたとしてもやっぱり重いですし、草丈が高いと刈った草が覆いかぶさってくるので更に重くなります。このような場合は、まず軽量のチップソーで高刈りして草を撤去してから、カルマーで仕上げ刈りするといったような感じで他の刈刃と組み合わせるのが効率的だったりします。
全ては現場の状況次第ではありますが、カルマーだけで刈ろうとするのではなくサブ機として組み合わせるのが良いと考えます。
まとめ
いかがでしたか?
以上を踏まえオススメの商品はこちら
↓
「スーパーカルマーelex」:58Vバッテリー刈払機のループハンドル仕様
詳細はこちらのHPをご参照ください
少し高額ですので業務用もしくは草刈りのプロ向けの商品とはなりますが、安全性の優先度が高い状況でしたら、是非こちらの商品を道具に加え作業してもらいたいと思います。
草刈隊はカルマーの正規代理店です。特別安全講習とセットの講習セット割引もございます。お気軽にお問合せください